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藤井流星くん10000字インタビュー 本編感想

初めての投稿。私のスーパーアイドルこと藤井流星くんのMyojo10000字インタビューを読んでの感想を手短に書き残しておこうと思う。

 

読む前は「絶対泣く!枯れる!」と騒いでいた筈が、思いの外啜り泣く程度だった。というのも、感動しなかったとか彼の言葉に心を打たれなかったとかそういうわけではなくて、そんなことより新たな事実への驚きだとか、素直に淡々と感情を表に出さず語る彼に対する安心感だとかの方が大きかった。

 

これまで桐山照史、濵田崇裕、小瀧望神山智洋重岡大毅と5人のジャニーズWESTメンバーがこの場で自らの過去、そして未来を語ってきたが、誰もが一瞬でも当時を思い出して少なからず感情的になっているように見えた。当時のことを思い出しながら、リアルタイムに感じたことをそのまま言葉にして…というような印象を受けていた。つまりは、当時のことを明確に鮮明に覚えている。

 

しかし今回語った彼は、違かった。「(4人でのデビュー決定のメールが来た)その瞬間、どんなこと考えた?」という質問に対して「何、考えたんやろうなあ」とあたかもここにはいない他人のことを指すように語りはじめる。これまでの5人とは違い、当時思ったことをはっきりとは覚えていない。

 

これまでのインタビューで何度か彼は「諦めていなかった」「強かった」と語られている。今回のインタビューでもそのことについては触れられていて、彼自身は、(中山)優馬の言葉にスイッチが入って、絶対あきらめないと思えたと語っている。私もこの事実には驚いた。以前の雑誌で彼が「元旦のときは優馬に相談した」と言っていたのは知っていたが、ここまでとは思わなかった。まるで自分のことのように焦り急かし、彼の背中を押していたなんて。人の人生を変えるとはこういうことかと思い知らされたし、事務所にあんな扱いを受けながらどうしてここまで良い人になれるのだろうと不思議でならない。関西在住ファン限定ファンミーティング@青山劇場にて、重岡くんがこんな暴露をしていた。>"昨日流星と電話しとったんですよ。優馬久々やって話してたら流星「俺と優馬は一生の友達やから!」って!"ニュアンスですが、こんなエピソードを思い出しました。本当に良い友達を持ったんだね。

 

ところで話を戻すと、彼が強かったと言われるには一生ものの友達の支えがあってのことだった。それに彼は、当時のことをはっきりとは覚えていない。彼はカウントダウンの直後彼は友に電話をしている=自分の感情を理解するより前に行動に移している。強い以前に彼は、感情の上下が人よりも至極小さいのではないだろうか。メンバーの大半は「流星の涙を見たことがない」と言っているし、私たちファンも演技以外で彼の涙を目にしたことはない(はず)。

 

あぁ、だからか。彼の語るエピソードには泣けても、彼の言葉や感情表現に泣けなかったのはそのせいか、と自己完結した。

アイドルとは、夢を与える仕事。あくまで仕事なのである。仕事仲間がどうだとか、そんな昔話に涙することは通常無い。彼は、アイドルという仕事に忠実だった。冒頭にも言ったが、安心感はある。たしかに。

けれど…

いつか叶うなら、彼が感情を露にする姿を目にしたい。本気で楽しくて嬉しくて、本気で怒りを覚え、涙する姿を。

…私は、アイドルという概念を超えてほしいとでも思ってるのだろうか。となると私が彼の全てを見たいと願うことは、アイドルファンとして愚行に値するのだろうか。